秋の気配

本日ことりはうす周辺の外気温は20℃前後をうろうろして風もややあり、半袖では寒いくらいでした。前庭で深呼吸するとカツラの甘い香りがします。ヤマボウシの実が一部、赤く色付いていました。b0189727_17591159.jpg
餌台では早くもヤマガラがヒマワリの種を運び出し、冬に備えて地面や樹皮の隙間に埋め込み「貯食」しています。
                      種を隠している現場→
そろそろかな?とエゴノキの枝にぶら下がる木の実を見ると、一つだけ薄緑色の果皮が裂けて茶色の種が顔をのぞかせていました。b0189727_1854759.jpg

ご存知の方もいると思いますが、エゴノキの実はとてもとても苦~い木の実です。しかも熟した種は硬くて奥歯で割ろうとすると欠けそうです;(虫に食べられた実は簡単に割れます。)
苦味の成分はエゴサポニンといい、殺菌作用もあります。若い実を潰して揉むと、少し泡がたち石鹸代わりになります。また麻酔の効果もあるのでその汁を川に流し、痺れて浮いてきた魚を捕まえたりもしたそうです。

鳥たちは当然こんな苦い実は食べません。ところがヤマガラだけはこの苦みを克服して、秋の実りをせっせと運んではカツカツカツ・・・と良い音を響かせて殻を突き割って食べます。
                                            (おりゃぁ~)↓b0189727_18123354.jpg
餌の少なくなる時期には当然、生き物たちの間で生存競争が激しくなりますが、他の鳥たちが利用しないものをヤマガラは利用でき、少なからず競争を回避できます。
よく、ヤマガラはエゴノキの実が大好き。という言葉を耳にしますが、実際のところどうなのでしょう?
確かに実が熟す時期は頻繁にヤマガラが「どうかな?まだかな?」と様子を見に来ます。しかし、同じエゴノキ科で苦味があまり無い、ハクウンボクの実が大豊作だった年は、野鳥の森のエゴノキにはヤマガラは見向きもしませんでした。(木の下には大量の種が落ちていました。)
やはりヤマガラも苦くない方が良いのか、ハクウンボクの方が種が大きく食べ応えがあるだけなのか、それとも私の全くの見当違いか・・・エゴノキの実を食べている時のヤマガラに問いかけてみたいものです。

この夏、エゴノキの白い花はたくさん咲きましたが、実は多からず少なからずといった感じです。一方ハクウンボクはほとんど花を咲かせることなく、実も見あたりません。
今年のエゴノキには我先にとヤマガラが訪れるでしょうか?

野鳥の森の秋はすぐそこです。
by kotorihouse | 2009-08-22 18:37 | 鳥類 | Comments(0)
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