水浴びに来る鳥たちを観察していると、木の上からカツカツカツカツカツカツ…延々となにかをつつく音が聞こえてきました。見ると、ヤマガラが枝にぶら下がり、何かを熱心につついています。
エゴノキの実を割るにしても時間がかかり過ぎているようですし、ぶら下がって割る姿は見たこともありません。
(いきなりお尻から失礼します。)
ヤマガラの足の間から枝に何かついているのが見えます。ヤマガラがいったん離れた隙に近づいて見てみると、イラガのマユでした。とても硬いマユです。(幼虫は毒針を持ち、刺されるとエライ目に合うことで有名です。)
よほど魅力的なご馳走なのでしょう、時々ヒマワリの種を食べに枝を離れるものの、すぐ戻って来て何度もチャレンジしています。
はじめにいたヤマガラが離れた隙を狙って、別のヤマガラもこっそりやってきました。
(やけにキョロキョロしながら、少しずつマユに近寄って行きます。)
やっとマユに辿り着き、つつき始めたところで持ち主?に見つかってしまいました。
「コラ~!」
さっそく取り合いが起きます。
「油断も隙もない!」
おなかの下にマユをしっかりガードしてます。
「それにしても割れない~」
イライラしてきたのでしょうか?クチバシであぐあぐ噛んでも割れません…。
「カツカツ………カショ!」
そうこうしているうちにマユがやっと割れたようです。
中から幼虫を引っ張り出そうとしますが、スポンとは出ないようで、中身をしごき出して食べています。(くわしくお伝えしようとしているワケではありません。)
………中はネバネバしているようです。(゜ロ ゜;
のびる。
のびるのびる。(釣り人はこの粘りを利用して釣り餌にしているそうです。F氏談)
食後はたんねんにクチバシをふいていました。
ヤマガラが去ったあとのイラガのマユ
(冬場はとても貴重なタンパク源なのでしょう。)