大切な役割を担っている実ですが、ほかの生き物や私たちにも恩恵を与えてくれています。
今回は私たちがお世話になっている実を取り上げてみたいと思います。
まずは
小粒でぴりりと辛い
サンショウです。
若い実は実山椒として佃煮にして食べられます。
中をみてみようと1つ採って持ち帰ったのですが、とてもさわやかなよい匂いが
手のひらの中に広がりました。
まだ柔らかいので半分に切ってみました。
ちなみにサンショウは雄株と雌株がある雌雄別株です。
次は木五倍子。
キブシです。どうして五倍子でブシかというと、五倍子(ごばいし)はヌルデに寄生する
ヌルデシロアブラムシがつくる虫こぶから作られる染料でお歯黒に使われましたが、
キブシに含まれるタンニンから代用品としてお歯黒の染料が取れたことから当て字が
使われたそうです。
続いてはこれに引っかかってしまったらサルも降参?
サルトリイバラです。
名前の通りトゲがあり、藪に踏み入った時にからまれてしまったら厄介です。
秋に赤く熟す実は目立ち、リースの飾りなどに重宝します。