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蔵王の自然に親しむ会(蔵王千年杉トレッキング)

b0189727_19141259.jpg標高約850mにある蔵王千年杉を目指す今回のトレッキングでは、13名の方が参加して下さいました
植物の名前の由来や木と人の関わりについて、講師から面白おかしく話を聞きながら、トレッキングスタート。
花の少ない時期ですが、ハエドクソウやオヤリハグマ、ヌスビトハギ、ヤマタイミンガサ、オトコエシなど、割と控えめな花が咲いていて、他の目立つ花が盛りの頃であれば、その植物の説明を聞く機会はなかったかも知れません。後ろから写真係として着いてきた私も聴き耳を立ててしまいました。b0189727_199688.jpg
野鳥の森を抜け、えぼしスキー場に出ると、道の脇にヤマブドウの実がなっていました。
どこどこ?と参加者も身を乗り出して探します。
あった!と指さした先には、濃い紫色(黒)に熟した実に、まだ未熟な緑や薄紫色の実も一緒についていて、配色がとても綺麗でした。

いよいよ千年杉コースに入る少し手前で雨が降り始めました。しかし、ブナ林に入ると、ブナの葉が雨を受け止めてくれ、雨音は聞こえますが地上にはほとんど雨が落ちてきません。b0189727_19262587.jpgb0189727_19263939.jpgさらに、ブナは受け止めた雨水を幹を伝わらせ、自分の根元まで運んで行く「樹幹流」を観察することができました。これは雨天でなければ見ることができませんでした。
雨で霧が発生し、幻想的なブナ林の中を足元に気をつけながら登って行くと、11:30。ついに千年杉に到着しました。樹高約26m、胸高幹周約6mの巨大なスギが姿を現しました。
宮城県内で唯一「森の巨人百選」(林野庁)に選定されている巨木です。周りでスギの根を支えている他の木が、まるで若木のようです。
(根を保護するため、周囲はロープで囲われています。)
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杉と人間との関わりは深く、万葉時代以前から行われてきた植林、幹は日本酒の樽や建築材として、樹皮は屋根葺きに、葉は線香の材料として利用され、正に100%活用されてきました。推定樹齢約700年の木にそれぞれ思いを馳せ、千年杉を後にしました。

b0189727_20122051.jpgスキー場の休憩場を借りて昼食をとった後ことりはうすに戻ると、茹で立ての枝豆と温かいお茶が用意されていました。程好く疲れた体に新鮮な枝豆とまぶされた粗塩が本っ当~に美味しく、お茶でほっと心が和んで会話も弾みました。
by kotorihouse | 2009-08-30 18:46 | イベント | Comments(0)

湯上り○○○…。

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逆光ですが写真の鳥はヒヨドリです。
水浴びしたのか、首の辺りの羽が濡れてこんなにくびれが…。頭が千切れてしまいそうです。
野鳥は見た目の面積のほとんどが羽毛です。空を飛ぶためにより身軽でいるために、余分な脂肪を蓄えないので、ふっくらと空気を取り込んだ羽が体温を保ってくれます。
なので羽を除くとみすぼらし…筋と皮だけで、首はとても細くなっています。
通常のヒヨドリと比べるとこんなに違います。
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           「首がスースーする。」      「…お前、変じゃね?」
by kotorihouse | 2009-08-28 18:18 | 鳥類 | Comments(2)

再登場~ぷごっ!

8月28日11時ころ、餌台下のツユクサにモザイクをかけられて、食事をするのは誰???
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…正解は(丸見えですね。)
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ここ2~3年の夏、すっかりお馴染になったアナグマ(イタチ科)でした。
夏に比べて、お尻とお腹周りがふっくらしているように見えます。(脂肪)
今年はヤマグワの実が大豊作になって以降、ことりはうすの餌台ではご無沙汰でしたが、クワの種がびっしり詰まったフンが元気だよ~と報せてくれていました。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これが本当の便通?(下品でした;)

野鳥の森ではすっかり夏のフルーツがなくなったために、こちらに立ち寄ったのでしょうか?数分ほどヒマワリの種を食べた後、池の方へ去って行きました。
(秋のフルーツ、ヤマグワやヤマブドウはまだ実が硬く、食べ頃にはもう少しかかりそうです。)

また気まぐれで、日中に姿を見せてくれるかもしれません。
by kotorihouse | 2009-08-28 16:28 | いきもの | Comments(0)

ヒヨちゃん

ヒヨドリの巣立ちビナが3羽、ことりはうすの周辺で「ピー・ピー」と高めの可愛い声で鳴いていました。どことなくヒヨドリらしさが出ていますが、親鳥の「ヒィ~ヨ!ビィ~!」という強い声とは全く違います。
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顔の羽と尾羽がまだ短く、お腹の体羽はフワフワしていてヌイグルミみたいです。
親の方をじっと向いて「お腹空いたよ~ごはん~」とでも言っているのでしょうか。

親鳥がきちんとセミの翅を取り除き、ヒナに運んできました。(近くにいた私に対してしっかり威嚇声をあげていきました)
3羽のヒナは「頂戴頂戴!!」と親のもとへ集まり、口をあけておねだりします。あっというまにセミは見えなくなり、親鳥はすぐまた餌探しに飛んでいきます。次は何を持ってくるのかな?と待っていると、棒のような体に長い6本の脚…大きなナナフシを捕まえてきました。
セミの翅は取ってあげたのに、ナナフシの長い脚はそのまま…。(カルシウムもね!ということ?)
その場では与えずに私から遠ざけようと、ナナフシを見せびらかしながらヒナを誘導していきました。
「アレは近づいちゃダメ!」 また一つヒヨちゃんたちは賢くなったことでしょう。(複雑)
by kotorihouse | 2009-08-23 20:21 | 鳥類 | Comments(0)

秋の気配

本日ことりはうす周辺の外気温は20℃前後をうろうろして風もややあり、半袖では寒いくらいでした。前庭で深呼吸するとカツラの甘い香りがします。ヤマボウシの実が一部、赤く色付いていました。b0189727_17591159.jpg
餌台では早くもヤマガラがヒマワリの種を運び出し、冬に備えて地面や樹皮の隙間に埋め込み「貯食」しています。
                      種を隠している現場→
そろそろかな?とエゴノキの枝にぶら下がる木の実を見ると、一つだけ薄緑色の果皮が裂けて茶色の種が顔をのぞかせていました。b0189727_1854759.jpg

ご存知の方もいると思いますが、エゴノキの実はとてもとても苦~い木の実です。しかも熟した種は硬くて奥歯で割ろうとすると欠けそうです;(虫に食べられた実は簡単に割れます。)
苦味の成分はエゴサポニンといい、殺菌作用もあります。若い実を潰して揉むと、少し泡がたち石鹸代わりになります。また麻酔の効果もあるのでその汁を川に流し、痺れて浮いてきた魚を捕まえたりもしたそうです。

鳥たちは当然こんな苦い実は食べません。ところがヤマガラだけはこの苦みを克服して、秋の実りをせっせと運んではカツカツカツ・・・と良い音を響かせて殻を突き割って食べます。
                                            (おりゃぁ~)↓b0189727_18123354.jpg
餌の少なくなる時期には当然、生き物たちの間で生存競争が激しくなりますが、他の鳥たちが利用しないものをヤマガラは利用でき、少なからず競争を回避できます。
よく、ヤマガラはエゴノキの実が大好き。という言葉を耳にしますが、実際のところどうなのでしょう?
確かに実が熟す時期は頻繁にヤマガラが「どうかな?まだかな?」と様子を見に来ます。しかし、同じエゴノキ科で苦味があまり無い、ハクウンボクの実が大豊作だった年は、野鳥の森のエゴノキにはヤマガラは見向きもしませんでした。(木の下には大量の種が落ちていました。)
やはりヤマガラも苦くない方が良いのか、ハクウンボクの方が種が大きく食べ応えがあるだけなのか、それとも私の全くの見当違いか・・・エゴノキの実を食べている時のヤマガラに問いかけてみたいものです。

この夏、エゴノキの白い花はたくさん咲きましたが、実は多からず少なからずといった感じです。一方ハクウンボクはほとんど花を咲かせることなく、実も見あたりません。
今年のエゴノキには我先にとヤマガラが訪れるでしょうか?

野鳥の森の秋はすぐそこです。
by kotorihouse | 2009-08-22 18:37 | 鳥類 | Comments(0)

沢登り体験

今回の目的は、ことりはうすの横を流れるつばの沢上流の「つばの滝」を目指すことと、未だ出会えぬ「ハコネサンショウウオ」を探すことです。
暑さを沢の涼しさで吹き飛ばしながらの予定でしたが、雨が降り出しそうな曇り空でみなさん冷たい沢の中を歩きました。
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途中、水生生物も水網で探しました。下流に網を構え、沢の中の石を起こすとトビケラやカワゲラなどが流されて網に入ります。なんとイワナの稚魚も見つかりました。↓b0189727_16502282.jpg
残念ながらハコネサンショウウオには出会えませんでしたが、いつか会える日を楽しみに!
沢を登りながら一番よく遭遇したのはヒキガエルでした。数百メートルごとに、沢の中の岩や倒木の上にどってりと腰を据えていました。うっかり川に落ちると、流れに抗うものの徐々に流されていきました。b0189727_16515870.jpg
約3時間ほど沢を上り、大人が悠々と通れる大きなヒューム管を抜け、100mほど歩くと、やっとのことでつばの滝に到着。予定時間をオーバーしましたが誰一人脱落者は出ませんでした。
今回6~7才の子も参加していたのですが、泣き言一つ言わずに最後まで自分の足で歩きとおしました!!滑って転んでずぶ濡れになり、寒かったでしょうが滝の前で記念撮影をしたときには全員いい表情でしたよ~。
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体が冷えたこともあって、お昼はことりはうすにもどってからゆっくり食べることになり、野鳥の森へ続く散策路を戻りました。帰りの所要時間は20分たらず・・・
日常では味わえないちょっとした冒険でした。ことりはうすにもどってからのお弁当がおいしかったことは言うまでもありません。
by kotorihouse | 2009-08-09 20:01 | イベント | Comments(0)

クワガタ・カブト展示コーナー開催中!!

b0189727_18464291.jpgb0189727_1911183.jpgb0189727_1848328.jpg
ことりはうすの2階に「クワガタムシ・カブトムシ」の展示コーナーがオープン。
オオクワガタやミヤマクワガタ、カブトムシなど日本の種をはじめ、比較のために外国のクワガタ、カブトたちが集結!!
b0189727_18441757.jpgオオクワガタとカブトムシは実際に触ったり、立木にとまらせて動きを観察することもできます。(観察した後はもとのケースに戻してね)
同じ甲虫の仲間であるカミキリムシやコガネムシ、ハナムグリの「むぐりん」もいます。
展示期間は8月30日(日)まで。ことりはうす入口のクワガタ・カブトのノボリが目印です。
この夏休みにぜひ会いに来てくださ~い。


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まってるょ♪
(byむぐりん)
by kotorihouse | 2009-08-09 19:13 | イベント | Comments(0)

クワガタムシを探そう

8月2日に実施したイベント「クワガタムシを探そう」は、ありがたいことに早々に予約がいっぱいになりました。参加できなかったみなさまには申し訳ありません。
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虫の捕まえ方やクワガタムシなどが、どんな所で生活しているかなどの話をした後、前日の夜に仕掛けて置いた「ライトトラップ」に集まってきた昆虫たちを観察しました。
前日の夜は気温が低かったため、虫たちの動きがあまり活発ではありませんでしたが、それでもバケツの底が見えないくらいかかっていました。
b0189727_2082724.jpgもっとも多く集まったのがカナブンやハナムグリなどカブトムシの仲間の甲虫類です。
光沢のある緑や黄色、オレンジに赤など、宝石の様でした。そのきれいな姿を観察させてもらった後は、お疲れ様~と森へ帰します。指にとまらせると上に向かって登っていき、先端にくると翅をパッと広げ、ブゥ~ンと飛んで行きました。他には、カブトムシのメス2匹とノコギリクワガタのオスが1匹、クロカミキリ、トビケラやガがいました。

いよいよ虫探しです。待ってましたと子どもたちは森の中に入って行きました。
クワガタムシなどは日中、木のウロや地面に潜ってしまっているので見つけるのは容易ではありません。最初に見つけたのはハサミムシやキマワリ、カマドウマにセミの抜け殻などでした。後半、木のウロから樹液が出ている絶好の場所を見つけました。魅力的なこの場所では虫たちの陣取り合戦が行われています。翅の水色の帯が美しいルリタテハが良い場所を独占しようと、パッパッと翅を開いてオオスズメバチをけん制します。そのたびにオオスズメバチはビクッとしますが離れません。そこへ気の強いキイロスズメバチがきてルリタテハを追い出しました。その周りでアリやハエがちゃっかり樹液を飲んでいます。
b0189727_20374053.jpgちょっとお邪魔して樹液の匂いをみんなで嗅いでみました。感想は「初めて嗅いだにおい」「甘酸っぱいにおい」「カブトムシゼリーのにおい」などなど。
さらにウロの中をよぉ~く見ると、黒いおしりが見えます!!!少年の心に戻ったお父さんが大活躍。細心の注意を払ってピンセットでかき出し現れたのはスジクワガタのオスでした。
b0189727_21171785.jpgそのウロにはスジクワガタとコクワガタ計6匹が見つかり、やっと出会えた姿に子どもも大人も満足げでした。
次に、バナナなど果物を使ったトラップを見に移動する途中、一人の子がヘビ!と声をあげました。見ると草の葉に隠れるようにヤマカガシがじっとしていました。脱皮前らしく、目の膜が白くなっていました。ヘビには災難ですが、せっかくの機会なのでヘビとのお付き合い方法を説明し、触らせてもらいました。初め恐々だった子も、逃がすときは名残惜しそう?でした。
今回の観察会は「昆虫=カブトムシ、クワガタムシ…だけじゃない」ことを体験してもらうのが目的でしたが、思いのほかたくさんの生き物の存在を知ることができました。

最後に捕まえた虫たちは、元の場所に放しました。
by kotorihouse | 2009-08-02 19:40 | イベント | Comments(0)

メジロの子育て日記3

前回、メジロのヒナは「3羽」とお伝えしましたが、その後の観察で1、2、3…「4羽」であることが分かりました。
7月25日にはまだ赤裸だったヒナが6日後の31日には、緑色の体羽が体を覆い、翼も少し伸びてきました。
親鳥がヒナを抱こうと巣に入ろうとしますが、すっかり大きくなった4羽のヒナで巣の中はいっぱいです。半ば強引に親鳥が巣の上に座ると、せまいよぅ~とばかりに親のおしりを押しのけヒナが顔を出しました。↓(撮影:Y・O)
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反動で前のめりなった親鳥が落っこちてしまいそうです。

ヒナが孵化したのを確認してからもうすぐ10日になるので巣立ちも近いな…と思っていた8月2日の昼、巣には誰もいませんでした。
まだメジロのトレードマークのアイリングが出ていませんでしたが、この日の午前中にこっそり巣立ったようです。最後に一目見られなかったのがちょっぴり残念でしたが、無事に巣立って何よりです。
その後は巣立ちビナの姿は確認できていませんが、時々オス親が巣の近くでさえずっています。
by kotorihouse | 2009-08-02 19:10 | 鳥類 | Comments(0)