<   2010年 04月 ( 7 )   > この月の画像一覧

ことりはうすからのお願い

今年もトビの夫婦が卵を温め始めました。

例年のことなので、その場所が徐々に多くの方に知られるようになり、ここ数年は観察や撮影に来られる方を見かけるようになりました。
そんな中、時折巣の近くや真下で待ち構える方もいます。
上空では親鳥が警戒して旋回を続けたり、近くの枝にとまって人間が去るのを待っている場面を何度か見てきました。親鳥は、巣の周辺に人間を見つけると巣から離れてしまい、目の前では巣に戻りません(戻れません)。そして抱卵を中断してしまいます。
「そのうち巣に戻るだろう」とその場にとどまれば、卵を温める時間が減るだけでなく、卵が冷えて死んでしまったり、近くにナワバリを構えたハシブトガラスに卵を狙われる危険が増えます。

その場に居合わせればその都度声をかけて、距離をとっていただくようお願いしてきました。(皆様不平を言われることなくお話を聞いていただけ、ありがたく思います。)
ですが、四六時中見張るわけにもいきませんので、いつか不幸なことが起きるのではないかと心配しています。
たくさんの方が自然に親しまれるのは、とても良いことだと思います。
一方で、人間の目的を優先させると行き過ぎてしまうことが多々あります。(巣を見つけた時などは興奮して、若干冷静を失うこともあります。)
「よく見たい」「いい写真を撮りたい」という気持ちも分りますが、それがきっかけでそこでの繁殖をやめさせてしまうことになっては、意味がありません。
自然の中ではそこに生息する生き物たちが主役ということを、どうか心にとめていただきたいと思っています。

偉そうな物言いになってしまいましたが、少しでも人と森の生き物たちの関係が良いものになってほしいと願っています。
by kotorihouse | 2010-04-28 16:21 | 鳥類 | Comments(7)

タヌキとともにあらわる…

b0189727_21311614.jpg
日が沈んで暗闇の中、レッドライト(懐中電灯に赤いセロファンを貼ったもの)で餌台を照らすと、餌台の上と下に動物が来ていました。下にいるのはおなじみのタヌキ。上にいるのは…額から鼻に抜ける白いスジ「ハクビシン」です!!

ハクビシンはジャコウネコ科で日本では外来種とみられていますが、本州では部分的ながら、すっかり定着しています。住宅地でもよく見かけるので、ご存知の方も多いと思います。
野鳥の森でもそれらしい痕跡を見ることはありましたが、確実にハクビシンだ!と言いきれずにいました。4月中旬に行われた刈り払いの最中に、1頭の死体が見つかり、そして今回餌台にいる姿を確認することができました。
実際の写真では真っ黒で白い鼻スジが分かる程度のものですが、PCで明るさを上げてみると、はっきりハクビシンの姿が浮き上がりました。デジタルの世界はすごいですね!(逆に恐ろしくもあります…)
b0189727_21455648.jpg
他の森の生き物たち、タヌキにテン、アナグマ、キツネたちとどんな位置関係にあるのか気になります。
(鼻にヒマワリの種をくっつけてます…)


。。。しばらくしてハクビシンが去った後、タヌキくんがお残りを食べていました。
by kotorihouse | 2010-04-21 21:51 | いきもの | Comments(0)

植物たちの開花情報

現在、野鳥の森ではマンサクの次に咲いたキブシとても奇麗です。
b0189727_19244863.jpg

それに続いて他の植物たちも一斉に花を咲かせ始めました。
先日の雪で埋もれて折れてしまったカタクリも
b0189727_1927333.jpg
b0189727_19274363.jpg
一生懸命花を咲かせています。
b0189727_1932328.jpg
ツクシも踏ん張りました!!(曲ったけど・・・)
b0189727_19344879.jpg
コブシは開きかけたところで雪を被り、花びらが一部茶色くなったものもありますが、たくさんの花が開きだしました。
他にもエンレイソウやタチツボスミッレ、スミレサイシン、キクザキイチゲ、カツラの雄花、ツノハシバミの雌花の開花などが確認されました。野鳥の森が少しずつ色鮮やかになってきました。b0189727_19441462.jpg

ユニークな形の「ツノハシバミ」の雌花
イソギンチャク?
エボシガイ(フジツボの仲間)にも似てる・・・
by kotorihouse | 2010-04-21 19:53 | 植物 | Comments(0)

ことりはうす周辺の野鳥たちの様子

4月4日にウグイスのさえずりが初確認されました。
気温も暖かく春の到来~と思っていましたが寒気が流れてきたため、外にいると手がかじかむほどです。
前庭で仲良く餌探しをしていたハクセキレイの夫婦と、お嫁さんを探して屋根の上で「ツィ~ツィ~、チチ…」と控えめにさえずっていたキセキレイのオスもどこかに行ってしまいました。

一方でノスリのペアは、上空を旋回しながら時々足を突き出し、相手に掴みかかるような行動(ディスプレー)を見せています。ノスリは猛禽類の中でもと~…っても!神経質なので、今の時期は特にうっかり巣の近くに行かないように気をつけようと思います。(場所は分りませんが・・・まだ物件探し中かもしれません)
でなければせっかく「ここがいいかな~」と決めた場所から去ってしまいます。
ノスリに限らず多くの野鳥は「ヒナが孵化するまでの期間」はとても神経質で、危険を感じたり怖い思いをすると、卵やヒナがいても放棄することが十二分にあります。
b0189727_20215147.jpg
2羽とも羽が生え変わる最中のようで、風切と尾羽がボロボロです。(左後方の個体は、真ん中辺の尾羽が抜けていて、2つに分かれて見えます)今のところ、羽の欠損状態で区別できます。
野鳥の森でほわほわの白い綿毛の塊(ノスリのヒナ)が誕生してくれることを願っています。
by kotorihouse | 2010-04-16 20:29 | 鳥類 | Comments(0)

キツツキの仲間たち

b0189727_19555739.jpg
   「最近、脂身の量が少ないんですけど~(ボク怒ってるんだからね!)」
そんなわけではありません(と思います)が、アカゲラを餌台の近くで確認する頻度が少なくなりました。
アオゲラはとっくの昔?に餌台には来なくなりました。オオアカゲラは餌台に立ち寄ることなく、周辺で枯れ木などをつついて虫を探していましたが、森の中で見かけることがほとんどです。
森からはナワバリを主張する、キツツキの仲間たちのドラミングが「タラララララ…」と響いています。

それでも4月に入ってからすっかり常連になった、小さなキツツキ「コゲラ(♂)」は、まだ餌台通いを続けています。
b0189727_2023035.jpg
他のキツツキと一緒にしないでもらえます?
b0189727_2024657.jpg
人間だったら落っこちてしまいそうな角度だってへっちゃらですょ!
脂身ではなく、ヒマワリの種が気に入っているようです。
自分より大きなシメがいても、餌台に入ろうと試みていました。シメが口を開けて威嚇すると、姿勢を低くして応戦します。シメを追い出すことはできませんでしたが、意外と気が強いのかもしれません?
そんなコゲラ(♂)もガールフレンドがいるようで、一緒にカラマツの幹を移動する姿が見られます。
by kotorihouse | 2010-04-16 19:55 | 鳥類 | Comments(0)

ママになりました?

b0189727_20411614.jpg餌台にやってくるリスの白いお腹の両脇に、ピンク色のふくらみが3つずつ…お母さんリスのおっぱいです。(授乳あと)
3月にはこのあとは見られなかったので、4月に入ってからリスの赤ちゃんが誕生したようです。
先月までは、オス同士またはオスとメスの追いかけっこや、餌台でヒマワリの種をかじるメスに、オスがご機嫌をうかがうように少し近づいては離れまた近づいてを繰り返す姿や、同じ餌台で一緒に種をかじる様子が見られました。(いわゆる婚活?)
ここ数日は行動が落ち着いてきたかな?と感じていました。
お母さんリスは、餌台に入るとなかなかそこを離れません。ミルクがたくさん出るように栄養をつけているのでしょうか?
この写真の子は、午前中によく姿を見せてくれます。
by kotorihouse | 2010-04-03 20:34 | いきもの | Comments(2)

トウホクサンショウウオの卵はっけん

クロサンショウウオ・ニホンアカガエル・ヤマアカガエルに続いてトウホクサンショウウオの卵も確認されました。
b0189727_21113033.jpg

透明なジャバラ状(わかりにくいですか;)の卵嚢が2つ(1対)1~2日前に産卵したものと思われます。
成体は、クロサンショウウオと比べてやや小さいですが、似ているので見分けるのは困難です。卵嚢の形が全く違うので存在が確認できます。

トウホクサンショウウオの卵嚢は透明で小ぶりなので見つけにくく、池に産卵されたものは、こちらが見つけるより早くイモリのごちそうになってしまうことがよくあります。(考えてみればクロサンショウウオに食べられている可能性もあるでしょうか?)
まだ水温が低く、イモリたちの姿も見られないのでこのまま観察しようと思いますが、気温が上昇した日はイモリたちが…根こそぎ食べてしまうのでネット上の袋などで卵の間だけはイモリの進入を防ぎます。
b0189727_2123859.jpg




こちらは今年の夏に2歳になるイモリのおチビちゃんです。(卵から飼育)まだ大人の3分の1程度ですが、少しお腹の黄色みが強くなってきました。
by kotorihouse | 2010-04-01 21:09 | いきもの | Comments(0)