6月16日 晴れのち曇り
薄暗い林縁をふわ、ふわ、と飛ぶチョウがいました。ほとんど翅を動かさずに飛ぶ姿は特徴があります。
渡りをすることで有名なアサギマダラでした。
(↑後日、B氏が網で捕まえて見せてくれました。)
翅の白い部分が角度によって、やや緑がかった薄い水色。「浅葱(あさぎ)色」に見えることから名前がつけられたそうです。(マダラはそのまま斑模様です。)
大きさは翅を広げると10㎝くらいで、春に沖縄や九州から世代交代をしながら北上し、夏は本州の高原地帯で過ごした後、秋に新しい世代が九州、沖縄、台湾などを目指し南下するという不思議なチョウです。2006年に山形県の蔵王(8月)から与那国島(11月)まで移動した記録もあります。
夏、野鳥の森や更に標高を上がると、ヨツバヒヨドリの花に集まるアサギマダラに会うことができます。
(N)