キンミズヒキのところでひっつき虫に触れましたので、今の季節見られる
その他のひっつき虫を少し載せてみたいと思います。
まずは名前のインパクトの強いものから。
これはヌスビトハギの実です。
ネバネバして衣服にくっつきます。
足袋を履いていた昔の人は、この実をコソ泥が抜き足差し足でつま先立ちして
歩く時の足あとにみたてたのですね。
今ならさしずめグラサンハギでしょうか。
葉っぱはこんな感じです。
花は?
ごめんなさい。とても小さい花なので、どれもボケてしまいました。
↓はダイコンソウの実です。
熟した実の先がかぎ型に曲がり、これで動物などにひっつきます。
春先に大根の葉に似た根生葉を出すのでこの名になりました。
これにとてもよく似た実を付ける植物にキツネノボタンがあります。
じつは私この二つを混同していて、失笑をかってしまいました。
ダイコンソウはバラ科なのでがくがあります。
キツネノボタンはキンポウゲ科なので花びらのように見えるのががくであることが多いそうです。
下の植物は実の下にがくが残っているのでダイコンソウですね。
最期は伏兵現る。
小さくて目立ちませんが、クルマムグラもひっつき虫の実を付ける植物でしたね。
指先確認してみましょう。
小さな白い十字の花を春につけます。
葉っぱも結構イケてると思います。
アカネ科の植物です。
アカネといえばアカネも葉や茎が小さな棘で覆われていてひっつきますね。
小さいころ、これをブローチにして遊んだ方もいらっしゃるのではないでしょうか。